英語が9割わからないで海外のハッカソンに出るとどうなるか(前編)

結論:つらい

注意:読み返してみると思ったより愚痴っぽくなってるので、苦手な方は読まれない方が良いかと思います

経緯

サンフランシスコに来たんだ、せっかくなら本場のハッカソンに出てみようか!
と思ってAngelHackというハッカソンに申し込みました。

angelhack.com

世界各地、日本でも開催されている大規模なハッカソンのようです。不安に思いつつも参加前は初めてのハッカソンを楽しみにしていました。
ハッカソンの2日間で思ったこと、起きたことを全て書いていくと長くなるので、ハイライトを書いていきたいと思います。

0日目

プリハッカソンという名目の集まりが開催されていて、チームメンバーを事前に見つけようという目的で参加しました。
日本だったとしても初対面の人に話しかけるのは勇気がいるのに、英語で話すということでとても緊張していました。
その中で話した1人目はデザイナーの方でした。
自己紹介の後に「何か作りたいものはあるの?」と聞いて話してもらったのですが、
「ふんふん、クラウドソーシング? 引っ越し? SMS?」
みたいな断片的な単語しかわからず、会話も全然弾まずやばいなって思いました。
そのあとも何人かと話したものの何を言っているかほぼわからず、後半は話しかけるなオーラを出しつつ早めに帰りました。
何しに来たんだろ、と悲しい気持ちで帰ったのを覚えています。

1日目午前中

チームメンバーが見つかっていない、頑張って探そう!
と朝食の時間に営業活動をしていました。

その中でお話しした50~60歳くらいの優しそうな老夫婦の方達が印象的でした。
「40年コードを書いてて、ハッカソン・ものを作ることが好きなんだ」とおっしゃってて素敵だなと感じました。
チームに入れてくれる? と頼むも「今回作る予定のものはiOSが関わらない、でも君のことは覚えておく、他の人にも紹介してあげるよ」と残念でしたが優しい対応をしてもらいました。
ちなみにこの方はSparkpostという今回のハッカソンで提供されているAPIを使って、ちゃんとSparkpostの部門賞を取ってて、ハッカソンの勝ち方を知っているのだなというのも印象的でした。

***

いよいよ開催の時間になって運営の方が話し始めます。
"Hey, San Franciscoooo!!!!"
みたいに参加者を煽るところがライブみたいでした。なんでしょう、ハッカソンに限らずこういうノリをよく感じたのでアメリカの文化なのかもしれません。

で、賞金や賞品、ルール、スケジュールなどを話し終わった後にチームメンバーを見つけるためのプレゼンをしたい人は前に来てくれという流れになります。
僕は先ほどの老夫婦の奥様に紹介してもらった、ハッカソン常連の方が最前列に座った影響で隣に座ってたんですね。
彼に肩を叩かれて最初に話すことになってしまい、「嫌だ、やめろ」って思いつつも「ここで話さないとチームメンバーは得られない」とも感じていました。
なので、自己紹介をした後に
"I have no idea, but i wanna make a team. So please call me!"
って言いました。我ながらひどいプレゼンですがなんかウケてました。

***

その後早速誘ってもらってアイディアを決めるために、地下の説明会場から上がりました。メンバーの数を確認すると
"one, two, …… ei, って8人いるけど!?"
チームメンバーは5人までです。なんか怪しいなって思いましたが、その時はチームに入れた喜びと英語ができないプレッシャーでその場に居続けました。
最終的に2チームに分かれて、僕のチームは

  • リーダー。ここではLくんとします。議論を進め、タスク管理、仕様決め、プレゼンを担当
  • 機械学習エンジニア。ここではMくんとします。
  • デザイナー。ここではDさんとします。

になったんですけどね。なったんですけどね……(チームの愚痴は後述します、後編に続く)